「新築戸建てで庭を整理したら大量の石が出てきた」なんてことはありませんか?
私も以前建売の物件を購入して、さあ庭仕事するぞ!と意気込んでいたら、大量の石が出てきてテンションダダ下がりになって経験があります。。
建売の物件に入れる土って、質が良くない土なんですよね。その分価格が抑えられてるので文句はいえませんが。
石は使い道がないので、どこかで処分出来たらいいですよね。
石や他のガーデニング用品を用品を取り扱っているところといえばホームセンターが真っ先に思い浮かびます。
今回はホームセンターの中でも大手のカインズホームで処分することができるのか、調べてみました。
カインズホームで石処分はできる?
カインズには無料引き取りサービスがあるのをご存じですか?
カインズでは不要品の無料引き取りサービスを実施しています。
https://www.cainz.com/service/hikitori.html
※カインズ店舗で対象の商品をご購入いただいた場合に限ります。
※オンラインショップでご購入いただいた場合、お近くのカインズ店舗にて引き取りを承ります。(配送での引き取りは行っておりません)
子供が成長して乗れなくなった自転車、新しく買い換えて処分に困っているガステーブルやビルトインコンロ・炊飯器、電子レンジなどのキッチンの大型品、また、処分方法がわかりにくいまたは面倒なカーバッテリーや消火器などの特殊な品など、カインズ店舗では無料引取りサービスを実施しています。
下記一覧表の品を、最寄のカインズ店舗にお持ちいただければ店舗スタッフが回収を承ります。 ご来店いただく前に回収希望の品が無料引取り可能かどうかを、最寄の各カインズ店舗までお問い合わせください。
コレを見て、「ひょっとしたら石も無料で引き取ってもらえるのでは?」と思いつき、
今回は、各地方のカインズホームに電話をして、石の処分を行ってもらえるか確認してみました。
カインズホームでは石処分はできません
調査してみた結果、残念ながらどこの店舗も石の処分は受け付けていないという結果になりました。。
各店舗の回答をまとめたので、参考にしてみてください。
カインズホーム各店舗の回答
・東北地方の店舗A
石の処分はできません。(即答でした)
・東京都の店舗B
石を処分することはできない。
外構工事を行った際に出てきた石などは工事のついでに引き取るケースもあるが、石だけの処分には対応していない。
(即答で、取り付く島もないという感じでした)
・関東地方の店舗C
石のみを処分することはできない。
(外構工事を契約して、その一環で行った際に出てきた石などは引き取りが可能)
産廃業者、解体業者を個人で手配する必要がある。
コンクリートブロックなんかは行政が対応してくれる可能性もあるので、問い合わせてみてもいいかもしれませんね。
(優しい担当さんで、とても親切にいろいろ教えてくれました)
・中部地方の店舗D
対応不可。
石を持ち込んでも引き取ることはできません。
費用を払っても承ることはできません。
・関西地方の店舗E
確認したところ、無料引き取りサービスに石は含まれていないので引き取りはできません。
なぜカインズホームで石処分ができないのか?
なぜ、カインズで石処分ができないんでしょうか?
考えてみましたが、やはり一番の理由としては石は再利用が難しいからではないでしょうか。
カインズには無料引取サービスがあって、さまざまなものが引き取り可能ですが、やはり家電や工具など、リユース(再利用)、リサイクルができるモノがほとんどです。
たしかに、石を活用する手段って思いつきませんよね。。
残念ですがカインズホームでは石処分ができないことが分かりました。
では不要になった石はどのように処分すればいいのでしょうか?リサーチしてみました。
カインズホーム以外で石処分をする方法は?
カインズホーム以外でも石処分の方法がないか、調べてみたところいくつかの方法がみつかりました。
それぞれにメリットやデメリットが存在するので、一覧形式にしてまとめてみました。
処分方法 | 手続き方法 | 費用 | おススメ度 |
---|---|---|---|
行政、市役所 | 電話で問い合わせてみる | 無料のことが多い | ○ |
個人間での譲渡 | ジモティーほか | 応相談 | ○ |
専門の回収業者に依頼する | 問い合わせて依頼する | 有料 | △ |
石材店、造園業者に問い合わせてみる | 問い合わせて依頼する | 有料 | △ |
解体業者に依頼する | 問い合わせて依頼する | 有料 | △ |
自然に還す、山や川に捨てる | 違法行為なのでやってはいけません! | × |
いろいろ調べてみた中で、私がおススメする方法から順に紹介していきますね。
行政、市役所に問い合わせてみる
一番おススメなのが行政、市役所に問い合わせて処分する方法を聞いてみることです。
お住まいの自治体、地域によっては少量だけなら引き取ってくれたり、格安で処分できたりするところもあるようです。
「50kg」までなどの重量制限を設けていたり、地域のクリーンセンターに持ち込みに限り受付可能など、さまざまな制約がありますが一番お得な方法であることには間違いなさそうです。
費用
費用はお住いの自治体によって異なりますが、無料もしくは重量に応じて費用が発生する、というところが多いようです。
ちなみに私の住んでいる東京都内の市役所に聞いてみたところ、近隣の石材店を紹介されました。
行政では処分してくれない地域だと、業者を案内されるようです。
メリット
メリットはなんといっても費用が安く抑えられることですね。
専門の業者と比較すると1/10くらい金額が違うことも全然あり得るので、一番おススメの方法です。
デメリット
デメリットはお住いの地域によっては処分してくれない可能性がある、ということでしょうか。
最初は市役所に問い合わせてみて、ダメだった場合は他の手段を探すのが費用を抑える良い方法ですね。
個人間での譲渡
珍しいケースですが、石が欲しい人に譲るという方法もあるようです。
ジモティーなどの掲示板でも「石を譲ります」という書き込みがあり、たくさんの人が興味を持っていたりします。
費用
個人間の取引なので費用は決まっておらず、交渉によって決める必要があります。
交渉次第ではお金を払って購入してもらうことも可能なので、費用ゼロどころかお金をもらうこともできるかもしれませんね。
メリット
個人間譲渡のメリットは費用が安く抑えられる可能性があるというのが一番のメリットですね。
交渉次第では買い手の方が引き取りに来てくれるケースもあるので、自宅に居たまま処分ができる可能性がある、というのも大きなメリットになります。
デメリット
個人間譲渡のデメリットは引き取り手がつかない可能性があるという点です。
石の種類によっては欲しい人が全くいなくて、いつまで経っても処分できないということも・・・
ダメ元で掲載してみて、1か月くらい引き取り手がつかなかったら他の方法で処分する、というぐらいがちょうど良いかもしれません。
専門の回収業者に依頼する
石を処分する専門の回収業者に依頼するという方法もあります。
費用
専門業者に依頼した際の費用は、目安として1kgあたり40円が相場のようです。
人の力では動かせない大きな石を処分する際にはクレーンや大型工具、重機を使う必要があるため別途3~5万程度の追加費用が発生します。
メリット
専門業者に依頼する際のメリットはなんといっても確実に処分が可能なことです。
持ち込み必要がなく回収に来てくれるということも助かるポイントですね。
何件か回収業者に問い合わせしてみましたが、「ゴミ屋敷バスター 七福神」では石の回収実績もあるようです。
電話応対も丁寧だったので、当サイトでは七福神の利用をおススメしています。
以下のリンクから問い合わせが可能です。
デメリット
デメリットは行政での処分や個人間譲渡に比べて費用が高い、という点です。
費用を抑えられる手段を優先するべきだと思いますが、お住いの地域によっては石処分の対応を行ってないところもあるので、そういった場合には回収業者に依頼するのが良いと思います。
石材店、造園業者に問い合わせてみる
石材店、造園業者でも石処分を受け付けてくれる会社があるようです。
費用
私の家の近くの石材店に問い合わせてみたところ、土のう袋1袋あたり2000円とのことでした。
持ち込みに限り受付可能ということで、回収には来てくれないようです。
メリット
今回の調査では石材店、造園業者に依頼するメリットが見つけられませんでした。
お住いの地域によっては割安で処分してくれる業者がいるかもしれませんので、処分方法の候補の一つとしておくのも良いでしょう。
デメリット
石材店、造園業者に依頼するデメリットは専門業者と同じく費用が高くつくことでしょう。
業者に依頼する際は複数社に相見積もりを取って、一番安い方法で処分したいですね。
自然に還す、山や川に捨てるのは不法投棄?
「石はもともと自然にあったものだから、不要になった石は山や川に捨てても問題ないのでは?」
こんな考えから自然の中に石を捨ててしまえばいいのでは?と考えた人もいるかもしれませんが、これは不法投棄とみなされ、違法行為となります。
この記事を読んでくださった皆さんは、上で紹介した正しい方法で石を廃棄しましょう。
ちなみに、自宅の土地にある石は自然物ではなくその土地の所有者のモノになるらしく、自分の持ち物を勝手に捨てたということになり、不法投棄扱いになるようです。
法律で定められているので、必ず守りましょう。
昭和四十五年法律第百三十七号
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=345AC0000000137
廃棄物の処理及び清掃に関する法律
第四章 雑則
(投棄禁止)
第十六条 何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。
河川法第27条(土地の掘削等の許可)
https://www.cgr.mlit.go.jp/ootagawa/user/senyou/L27.htm
河川区域内の土地において土地の掘削、盛土若しくは切土その他土地の形状を変更する行為(前条第1項の許可に係る行為のためにするものを除く。)又は竹木の栽植若しくは伐採をしようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、河川管理者の許可を受けなければならない。ただし、政令で定める軽易な行為については、この限りでない。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はカインズホームで石処分が可能か、カインズホーム以外で石処分をする方法についてまとめてみました。
結論としては以下の通りです。
- カインズホームでは石処分を受け付けていない
- カインズホームでは無料引取サービスを行っているが、石は対象外
- カインズホーム以外で石を処分するおススメの方法は行政に問い合わせ or 個人間譲渡
- 費用はかかるが専門業者に依頼して、石を回収してもらうことも手段のひとつ
ご覧いただきありがとうございました。
この記事の他にもカインズに関する記事を書いてますので、チェックしてみてください。
都道府県ごとの庭石の処分方法は?
石と一緒に処分したいのが土ですよね。
カインズホームをはじめとしたホームセンターで土の処分ができるかについてはこちらの記事で解説しております。
当サイトではカインズについて特集しています。
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