庭石処分の費用や方法は?各都道府県ごとの情報を特集

庭石処分の費用と方法は?都道府県ごとに違いはある? DIY

「庭のレイアウトを変えたい!」と思ったときに不要になるのが今まで使っていた庭石。
他に使い道もないし、大きい石だったら自力では動かせないし、なかなかの困りものです。

今回はそんな庭石の処分方法についてまとめてみました。

庭石処分の費用と方法を紹介

ここからは庭石を処分する方法を紹介していきます。

庭石処分の方法について

一般的な庭石処分の方法、かかる費用をまとめてみました。
お住いの地域によって使える方法、使えない方法は異なりますが、ぜひ参考にしてみてください。

行政、市役所に問い合わせてみる

お住いの地域に行政、市役所によっては庭石の処分を受けてくれるところもあるようです。

ただしどんな石でも引き取ってくれるわけではないようで、
「30kgまで」「50kgまで」などの重量制限を設けていたり、細かく砕石した状態で、ごみ処理施設に持ち込みに限り受付OK、などの制約を設けていたりするようです。

さすがに無条件でなんでも持込OKというわけではないですが、他の手段と比べても費用を抑えられてる可能性が高いので一度問い合わせてみることをおススメします。

費用

費用はお住いの自治体によって異なりますが、無料もしくは重量に応じて費用が発生する、というところが多いようです。

この記事の下に各都道府県の自治体に問い合わせた結果も紹介してますので、気になったかたはぜひご覧ください。

メリット

メリットはなんといっても費用が安く抑えられることですね。
業者に依頼した際は、処分する石の大きさ、種類にもよりますが数万円から10万円以上かかる場合もありますが、行政で処分する際はそこまでの費用は間違いなくかからないでしょう。

デメリット

デメリットはお住いの地域によっては処分してくれない可能性がある、ということでしょうか。
最初は市役所に問い合わせてみて、ダメだった場合は他の手段を探すのが費用を抑える良い方法ですね。

個人間での譲渡

珍しいケースですが、石が欲しい人に譲るという方法もあるようです。
ジモティーなどの掲示板でも「石を譲ります」という書き込みがあり、たくさんの人が興味を持っていたりします。

費用

個人間の取引なので費用は決まっておらず、交渉によって決める必要があります。
交渉次第ではお金を払って購入してもらうことも可能なので、費用ゼロどころかお金をもらうこともできるかもしれませんね。

メリット

個人間譲渡のメリットは費用が安く抑えられる可能性があるというのが一番のメリットですね。
交渉次第では買い手の方が引き取りに来てくれるケースもあるので、自宅に居たまま処分ができる可能性がある、というのも大きなメリットになります。

デメリット

個人間譲渡のデメリットは引き取り手がつかない可能性があるという点です。
石の種類によっては欲しい人が全くいなくて、いつまで経っても処分できないということも・・・

ダメ元で掲載してみて、1か月くらい引き取り手がつかなかったら他の方法で処分する、というぐらいがちょうど良いかもしれません。

専門の回収業者に依頼する

石を処分する専門の回収業者に依頼するという方法もあります。

費用

専門業者に依頼した際の費用は、目安として1kgあたり40円が相場のようです。
人の力では動かせない大きな石を処分する際にはクレーンや大型工具、重機を使う必要があるため別途3~5万程度の追加費用が発生します。

メリット

専門業者に依頼する際のメリットはなんといっても確実に処分が可能なことです。
持ち込み必要がなく回収に来てくれるということも助かるポイントですね。

デメリット

デメリットは行政での処分や個人間譲渡に比べて費用が高い、という点です。
費用を抑えられる手段を優先するべきだと思いますが、お住いの地域によっては石処分の対応を行ってないところもあるので、そういった場合には回収業者に依頼するのが良いと思います。

石材店、造園業者に問い合わせてみる

石材店、造園業者でも石処分を受け付けてくれる会社があるようです。

費用

私の家の近くの石材店に問い合わせてみたところ、土のう袋1袋あたり2000円とのことでした。
持ち込みに限り受付可能ということで、回収には来てくれないようです。

メリット

今回の調査では石材店、造園業者に依頼するメリットが見つけられませんでした。
お住いの地域によっては割安で処分してくれる業者がいるかもしれませんので、処分方法の候補の一つとしておくのも良いでしょう。

デメリット

石材店、造園業者に依頼するデメリットは専門業者と同じく費用が高くつくことでしょう。
業者に依頼する際は複数社に相見積もりを取って、一番安い方法で処分したいですね。

自然に還す、山や川に捨てるのは不法投棄?

庭石を森に捨てる行為は違法です。

「石はもともと自然にあったものだから、不要になった石は山や川に捨てても問題ないのでは?」
こんな考えから自然の中に石を捨ててしまえばいいのでは?と考えた人もいるかもしれませんが、これは不法投棄とみなされ、違法行為となります。
この記事を読んでくださった皆さんは、上で紹介した正しい方法で石を廃棄しましょう。

ちなみに、自宅の土地にある石は自然物ではなくその土地の所有者のモノになるらしく、自分の持ち物を勝手に捨てたということになり、不法投棄扱いになるようです。

法律で定められているので、必ず守りましょう。

昭和四十五年法律第百三十七号
廃棄物の処理及び清掃に関する法律
第四章 雑則
(投棄禁止)
第十六条 何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=345AC0000000137

 河川法第27条(土地の掘削等の許可)
河川区域内の土地において土地の掘削、盛土若しくは切土その他土地の形状を変更する行為(前条第1項の許可に係る行為のためにするものを除く。)又は竹木の栽植若しくは伐採をしようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、河川管理者の許可を受けなければならない。ただし、政令で定める軽易な行為については、この限りでない。

https://www.cgr.mlit.go.jp/ootagawa/user/senyou/L27.htm

各都道府県ごとの処分方法を紹介

次に各都道府県ごとの庭石処分の方法をまとめてみました。
※2022年7月時点の情報となります。

各都道府県ごとの処分方法を調べてみましたが、
どの都道府県も処分方法に違いはありませんでした。

先ほど説明した通り、
・市役所に問い合わせ、地域のクリーンセンターに持ち込んで回収する
・ジモティーなどのサイトを使った個人間譲渡
・専門の回収業者に依頼する

この3つの方法のいずれかで庭石を処分することになります。

まずは市役所に問い合わせをして、クリーンセンターなどの市営の施設で処分で出来るか確認してみましょう。
ダメだった場合は「○○県 庭石 処分」もしくは「○○市 庭石 処分」で検索してみて、
一番よさそうな方法を探してみると良いでしょう。

まとめ

庭石処分の費用と方法、都道府県ごとの処分方法について調べた結果、以下のことが判明しました。

  • 庭石処分の費用は方法によって無料~数万円と差がある。個人間譲渡もしくはクリーンセンターへの持ち込みが一番費用を安く抑えられる。
  • 専門の回収業者に依頼した際の相場は1kgあたり40円ほど。人の手で持ち運べないサイズの庭石は重機が必要となるため、費用は高額になる
  • 都道府県ごとの処分方法の違いはほとんどない。市役所に依頼できる自治体にお住まいの方は費用が抑えられる。

以上、ご覧いただきありがとうございました。
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